toggle
2021-08-25

いつか…なんて言ってられない。


ストーンズのドラマー、チャーリーワッツの訃報を知って
自分でもびっくりするぐらいショックを受けている。

2013年、会社をそろそろ退職する頃友人が
「りっちゃん、ロンドンにストーンズのライブ行かない?」と誘ってくれた。
特別ストーンズを好きなわけじゃなかったのだけど、会社を辞めてフリーランスになる自分へのご褒美と景気付けに
「行く!」と即返事をした。
ストーンズ追っかけの友人がチケットを取ってくれた。

サーフィンが目的じゃない旅、水着を持って行かなかった旅は実はこれが初めて。
いろんなところに行ったけど全部サーフィンができるところだった。

1969年の伝説のハイドーパークライブ以来のでそこでの野外ライブは老若男女、世界各国からもファンが駆けつけ、
ロンドンぽくない青空が最高のお天気でビールを飲みながらとにかく最高だった。
理由の言葉をつらつら並べるのが難しい。
景色も匂いもビールも人も音も五感で感じる全てが最高だった。

終わってからボーッとしたまま、プレミアチケットで別々の場所にいた友人と落合い(友人は30万ぐらいする花道のどまん前ミックの唾が飛んできそうな距離のチケット)、
そのあたりにいる人みんなでBeggars Banquet、、あ、違う、Miss Youだ。Miss Youを大合唱しながら地下鉄の駅に向かい、
そのまま友人たちとノッティングヒルのBarに行ってまた飲んでベロベロになって2階建てのバスでStay先の友人の家に帰った。
今でもすんごく覚えてる。色も感覚も覚えてる。

Processed with VSCO with a4 preset

あのライブとロンドンの旅は
フリーになって不安しかなかった私の背中を押してくれた。

その年それから本当に色々あった。
泣いたし悩んだし歯を食いしばったし迷ったし、、参った。

いつでも自分で選択できるんだ。
行きたいところに行けるんだ。
やりたいことやれるんだっていうその行き当たりばったりの色んな人と会えたロンドンの旅は原動力になって歯を食いしばれた。

ロンドンのみんな元気かな。

チャーリーはいつも背筋がまっすぐでニヒルでロッカーなのに紳士だった。
チャーリーのハイネックが好きだったなぁ。

一つの時代が終わったんだなぁ。

会いたい人、
行きた場所、
やりたいこと、
感じたい空間、

いつかじゃない。決めないと。

チャーリーワッツ、安からに。
ありがとう。

一緒に行った友人には、今は声かけられない。
しばらくしたら電話しよう。

関連記事