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2021-06-28

中卒フリーランスになるまで(5)初めての就職のタイミングで初めてのどん底

今日はお久しぶりのこのシリーズ。

前回は↓

中卒フリーランスになるまで(4) 始めての就職の前におもしろいネタ

中卒フリーランスになるまで(3)とりあえず調子に乗って独立してみた

独立してみたけど、当然仕事なくて慌てて人生初の就職をしたってところまでが前々回。まず1度目の独立、フリーランスへの挑戦は期間は忘れたけどあっけなく終わったはず。その頃のこと思い出してたら葉脈が広がるように他の色んなことも思い出してきた。めちゃくちゃだったな。。今もちゃんとはしてないけど、「自分の中で大切にすること」はわかってきた気がする。その大切なことって、別に世間的な常識ではなくてもっともっと心の部分だったりするんだけど、あの頃ってエゴみたいなところがほとんどだったし、私が遊ぶお金を儲けるっていう考えで仕事をしていたなぁ。なんか恥ずかしいわ、、(笑)

でも、あの頃があるから今がある!そうだ!

そんな「私は何かできる人。何かをしてあげれる人。」みたいなエゴの塊が一瞬でぶっ壊される事がやってくる、初めて就職して数週間も経ってなかった頃。

とても身近な人が死んだ。自死だった。

そういう兆候がずっとあって、そうならないようにできることなんでもしてきていたので、正直死んでしまって根元からボキッと心が折れた。

生きさせられなかった。

自分はその人を生きさせられる、何かしてあげられるって思ってた。何にもできなかった。昨日まで普通にいたのにフッと死んでしまった。

何に気持ちを向ければ良いのか分からず、自分を責める方向に向けた。

泣くって言うより、無感情というか。ここか一年間ぐらいの間ことってあんまり覚えてない。

でも思い出そう。就職したてだったわ(笑)

事情あって借金もあったし、「落ち着いたら出勤してこい」と言ってくれた社長に感謝していたので1週間ぐらいで職場に戻り、その瞬間現実から離れられる仕事をとにかく必死にやって帰りの電車や給湯室で苦しくて泣いてたなぁ。たぶんあの時期病院に行ったら心の病気だと診断されていたはず。食べれなくて眠れなくてガリガリに痩せて笑えなかった。この頃の写真って全然ない。

その年が終わって年が明けてのお正月、我が家に友人や後輩が何人だろう、たくさん集まってくれて新年会をしたのを覚えている。私ベロンベロンに酔っ払って泣いて泣いてくだまいて、ある後輩は「あんなりっちゃん見たの後にも先にもあの時だけです」っていってた(笑)その時の写真が一枚あるんだけど、友人たちが写真の私を指差して「この子誰?会わなかったなぁ」って言うの。一人だけじゃなくみんな。

私なんかに取り憑かれてたんかな(笑)

その時の新年会でぐちゃぐちゃな私をさらけ出したことが私の中で良い意味で張り詰めてた糸が切れた感じがあって、そこから少しずつ復活し始めれた気がする。仕事も楽しくなった。喜んでもらえる仕事をして対価をいただくっていう楽しさに気づけたのはこの頃。

それから一年ぐらい仕事を続けていく中で少し余裕も出て来たのでこっそり副業をしようとしていた私。(まだ調子に乗ろうとする…)

お世話になっていた方の紹介である会社に打ち合わせに行ったら、後日その会社で働かないかとお誘いをいただく。

アパレルの販促、PRというお仕事で全く経験がなかったのだけど、まだまだ辛い気持ちは続いていたのでここでまた新しいことに挑戦したくなり、転職することにします。

お世話になった社長に話す時は本当に緊張したし怒られるかと思ったのだけど、社長はじっくり話を聞いて送り出してくれた。ありがたかったなぁ。。

この転職はまた私に色んな経験を与えてくれて、今の仕事に繋がっている。

続きはまた今度に。

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