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2021-11-22

娘を持つ母として読んだら、元女の子の私に響いた(笑)

西原理恵子さん著
「女の子が生きていくときに、覚えていて欲しいこと」
を読んだ。

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと-西原-理恵

この本色々話題にもなっていたような。。
なんとなく気になっていたんだけど昨日娘の図書館で見かけて借りてみた。
娘が寝た1時間ぐらいで読めるようなスルスルと読みやすい本。
娘を持つ母としてもなんだけど、それよりも娘から母になった私自身を改めて考えて読んだ。

西原さんのように孤軍奮闘しながら遠回りしながら気付きながら、自分で自分を奮い立たせながらのところに私も少なからず共感して改めてそうだよな、そうだよな、と太鼓判を押された気持ちで読み終えた。
西原さんまで波乱万丈ではないけれど、45歳にもなれば私のキャパの中でも色々ある。

私は幼い頃から母とあまりいい関係ではなく、
母の思い描く娘にはなれず、ある意味無邪気でなんの意図もない否定に傷ついてきた。
「あなたをそんな風に育てた覚えはない」
「そんなはずじゃない」
「嫌だ汚い!」
悪気がない無邪気だからこそ傷ついた。

いわゆる自己肯定感がない少し大人になった私は、なんだか何をやってもスッキリしなかった。
10代で家を出て暮らして離れても、自分の趣味を持っても、彼氏ができても仕事をしてもなんだかどこか奥の方でモヤがかかっているような。
でもそれがなんなのかよくわからない。
テレビに出るバイトをしてみたり、ちやほやされてもいつも自信がなかったし人に嫌われたくないと思っていた気がする。
はっちゃけてやんちゃもいっぱいしたけれど、それが本当に自分の芯なのかは謎だった。

でもある時、アーユルヴェーダの講座を受けたときに自分の中の臭いものには蓋のその蓋がごとごと揺れ始めた。
なんだなんだこれは、なんだなんだーー!!
でも、もう気づいてしまったのなら腹を括ることにした。
そんな自分でぶっ壊すのは自分しかないと思い、色んなことを知ろうとしたし、荒療治もしたし、とにかく向き合った。
勉強もした。

今も日々自分をアップグレードしていきたいなとは思っているけれど、
自分で考えて選択して進んでいる。
結婚して家族ができてもそれはこれからも同じ。もちろん夫婦は円満である。

そして今も母は健在で娘を見てもらったりお世話にもなっている。
みんなでワイワイご飯を食べたり楽しい時間を過ごしている。感謝しているし人生を楽しんでもらいたいと思っている。
ただ、別に無理して仲良くはしていない(笑)

母娘で二人旅とかすごいなぁ、、と憧れる。二人きりではランチで精一杯だ。
頑張ろうとしたこともあったけど、今はいい関係でいるにはいい距離感が必要な時もある。と割り切っている。
家族だから尚更。

色んな遠回りをしたからこそ、娘にもこの本の内容は伝えたいなぁ。
けどさ、伝えるのって難しいよな。自分の希望が入っちゃう。
だから、私自身がまずこうやっていきたいなと改めて思った本。

一部抜粋

・女の子の人生には、タイムキーパーが必要。
・夢をつかむことより、夢破れても立ち直ることの方が大事。
・ダイヤモンドをくれる男より、一緒にリヤカーひいてくれる男がいい。
・いやなことほど、どう面白く表現するかが大事。
・女も50をすぎれば、どんな失敗もざっくり笑い話になる。
・今の場所が最低だと思うなら、そこを抜け出す戦略を立てる。
・ あなたの人生は、あなたが幸せになるためにある。

私ももうすっかりおばさん45歳。

でも、これからも私の人生は私の為にあると思っている。

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