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2021-05-29

文脈を読んで多角的に見る。

先日、アン・サリバンとヘレン・ケラーの歴史を深堀っていた。
子供の頃ヘレン・ケラーの本やヘレンの半生の映画「奇跡の人」を強烈に覚えている。

こどもの頃読んで知っていたのはヘレンだけにスポットが当たっているものばかりで、
目も見えない耳も聞こえないのにすごいなぁと思っていた。

でも、今回ヘレンの人生の過程で出会う周りの人や家族のことも深堀りしてみたんだけど。

いやーーかなり感動した。

泣いたわ。

彼女の先生であり生涯の友人というか、もう一心同体のアン・サリバンがどんな人生を経てヘレンの元に行くことになったのかとか、
アン・サリバンに出会うまでのきっかけや影響を与える人、
直接関わりがあった人から直接関わりはない人までたくさんの人間やタイミングが交わったからこそ
ヘレンの元々持っている才能が開花できたんだなと思う。

もちろんもちろん、ヘレンの努力は相当な物だっただろうし、人生をかけてのアン・サリバンのサポートって誰でもできるものじゃない。

でも二人に関わった全ての人。歴史に名前が残っていない人も本当に素晴らしい。
名前が残っていなくても、今私を感動させてくれたり、気づきをくれている原因の一つになっている。

物事の一側面だけで見ていてもその本質って全然見えない。
個であるように見えるけれど、個ではない。

情報が溢れる現代、情報の表舞台のところだけを知って評価したり反応したりしがちだけど、
大切なのはそのまわりの文脈や、色んな視点から見ていくことで立体的に多角的に見て自分で判断することが大切だ。

歴史を知るってこういうことだと思う。

働き方や母としてを考えた時も、歴史って色んなことを教えてくれる。
株式会社がどうやってできたのかとかさ、
世捨て人がやっていたヨガがどうやって一般に浸透したのかとかさ、

めんどくせーなーと思わそうだけど(自分でも思う 笑)、自分で納得して決めていくには知ることは最大の味方だ。

気になる事がちょっとでもあったらどんどん深堀り!
ありがたいことに今は知れるツールが沢山ある。

写真は23歳?ぐらいの私と、サーフィンの歴史を語る際にこの人なしでは語れない、
デイル・ベルジー。
私たちは歴史の上で今存在していて、これからもその歴史が繋がれていくんだなと思うとワクワクする。

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