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2021-11-10

大河ドラマは大好きだけどやはりフィクションだ。

毎週楽しみにしている大河ドラマ「青天を衝け」。
岩崎弥太郎も出てきて面白くなってきた。

だがしかし、岩崎弥太郎が金のことばかり考えている悪い商人みたいな描き方をされているのはちょっと不満。
渋沢栄一をモデルとする主人公なのだからまぁ仕方がないだろうけど、
ここから始まる合本主義と専制主義の戦いみたいなところは考えさせられるとことがたくさんある。

もちろん「論語と算盤」の渋沢栄一の素晴らしさは私もすごく尊敬している。
だけどちょっとヒーローに描きすぎてない?って思うんだよなぁ。。

でも気づく。
そうだそうだ。ドラマだったわこれ(笑)

私の考えでは、
土佐の超貧乏人だった岩崎弥太郎は金さえあればと思っていたのは確かにそうだったかもしれないけれど、
今も色んな事業をしている三菱グループが
金さえあればなだけで続くわけはないと思っている。

と言うことで最近は岩崎弥太郎のこと調べたり本を読んだりしている。

夫と話していてもそうだなと思うのは、所詮ドラマだし、もっと言えば歴史は歴史。
過去のことだし、今となってはわからない。
誰かが弥太郎のことを描けばその人の主観が入る。本人の自伝だって色がつく。
自分のことだって本当のところわかってるようなわかってないようなレベル。

大切なのは流れてきた情報を鵜呑みにするんじゃなく、知って感じて考えることだなと改めて思うし、
そういうきっかけを作ってくれる歴史や大河ドラマはやっぱり面白い。

渋沢栄一に関しては来年お札になるしNHKで悪く描くわけがないよなぁとひねくれた目で見ると、
浮気したけど責任を取ってるよとか、綺麗な俳優さんをキャスティングするところとかさ、正義の塊みたいな人に描いているのを私はちょっと萎えてしまうわけです。(ひねくれすぎw)

弥太郎に呼ばれて置屋に行く前に、実は栄一自身も置き屋で芸者侍らせて遊んでたとかさ、
弥太郎と喧嘩して芸者全員引き連れて帰ったとかさ、そんな風には描かないんだなぁと思う。
もちろん、残っているとされているそれら事実も実際本当なのかわからない。

ただ、いい悪いではなくその人の人間性や歴史みたいなものを見ていく時に、ヒーローなだけでない人間性が私は好きだ。
歴史上の人物でなくてもそう。

人間、色んな面を持ってるから魅力的だし、チャーミングだなって思う。
毒も持っておきたいわ。

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