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2021-05-17

中卒フリーランスになるまで(3) とりあえず調子に乗って独立してみた。

前回の

「中卒がフリーランスになるまで(2)」

では、タオルメーカーの企画室で働くようになって少しデザインのスキルを身につけていったところでしたよね。

その仕事は契約社員で時間が短かったのでもう少し稼ぎたかった私は、会社の近くのオープンしたてのお洒落なカフェで週に何度かの夜、働くようになりました。

ここで働くようになったのは大きなターニングポイントだったなぁ。

ドリンクを作ったりホール係をしたりしてたんですが、デザインの仕事をしている流れでメニューやチラシを、後にはwebサイトを作ることに。

またここでわからないことにぶち当たりながらデザインしたりまた新たなwebの世界を手探りで勉強をスタート。

このカフェでのホール係、デザイン、スタッフたちとの関係、あとオーナーたちが同じ歳ということもあって楽しかったー。

15年以上経った今でもスタッフや後輩、そしてオーナーたちとはいい関係で、お仕事もさせてもらってます。ありがたいことですよね。

ただね、そうやって積み重ねていくうちに「私できるかもー」と調子に乗り始めるんです。

それから色々あったとは思うんですが、(細かい経緯は忘れちゃいました。)

そのころプライベートでも色々あったりでめちゃくちゃだった頃なんですが、

顧客も何もない状態でいきなり独立します。(笑)

バーーン!

なんでっ?

夜のカフェバイトは続けてたはずですが、

なんでそんな無謀なことしたんだろう?あんまり覚えてない、正直。。

あーーーアホアホー!

まぁでもだからこそ今がある!今となってはそう思えますが。

ただ、現実問題いきなりポツンとなんの実績もない20代女子が独立しても

お仕事なんてあるわけがない。

なんかちょろちょろはさせてもらってはいたんですが、一人暮らしだったので食べていけない。貯金もない。

ということで、わりとすぐに「これはやばい!」となり、

web制作の会社に入社することになります。人生初の就職です。

改めて振り返ってみると、

この辺り数年って大きく自分の人生が揺らいだ期間でした。

悲しいどん底の気持ちも、自分の執着や、エゴ、汚いところといきなり向き合うことになったし、泥棒にも入られたし、逆に友人やまわりの人たちあたたかさや支えが本当にありがたかった。

この頃の経験がなければ、今の私は全く違う私なんじゃないかなとさえ思います。

一番しんどかった時期(ダークサイド期と言ってます)、

とにかくサーフィンだけは続けないと自分が潰れると思って

一人でも、お金がなくても無理矢理海に行ってました。

ヨガそした時にそれ以外の時間と切り離せる自分がいることのように、

海に入っている時間は何者でもないただの私。それが救いだったんですよね、たぶん。

その頃よく行ってた海は今でも私のホームです。

できるかも?!→やる

だめかも?!→軌道修正

ほんとにダメかも?!→甘える

っていうなんの計画も戦略もない行き当たりばったりの間抜けな独立でした。

しんどかったことも、過ぎてしまえば大切な大切な経験という宝物になる。

そしてだからこそ今でも感謝している社長の元で働けることになりました。

今日聴いてたPodcastでも言ってましたが、

人間生きてるだけで99%は価値を出し尽くしている。

残り1%ぐらい好きなことをすればいいと。

何もしていないと思ったとしても、それこそが価値で、

それを他の誰かがジャッジすることなんてできない。

やっぱり、よー頑張った!と労ってやりたい(自分褒めてばっかり笑)

あぁ、そうだそうだ。(回想中)

webの会社に入って数日で家に泥棒が入り、数週間経ったころ

それまでの私の人生の中で一番大きなことが起こったんだった。

また次回に!

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